包丁鍛冶・銘切り実演 職人プロフィール

今回米国で包丁鍛冶・銘切りの実演を行っていただく堺の刃物職人3名の紹介です。

■ 榎並 正(えなみ ただし)

伝統工芸士、榎並刃物製作所 代表者

榎並 正1962年生まれ。榎並刃物製作所2代目鍛冶師として30年の実績を誇る。特に堺打刃物の特性である軟鉄と鋼鉄を合わせて鍛錬する“わかし付け”では、榎並氏の抜きん出た技術と才能が高く評価され、1997年には通商産業省(現経済産業省)より伝統工芸士として認定された。堺の鍛冶師を代表する若手鍛冶グループ、小鍛冶会代表として活躍中。2012年に続き2度目の訪米鍛治実演ツアー参加となる。

■ 森永 昇(もりなが のぼる)

森永打刃物製作所 代表者

森永 昇1965年生まれ。1983年に父親の後を継ぎ、30年以上の経験と実績を誇る2代目鍛冶師。堺の打刃物鍛冶師として、大阪はもとより東京の得意先へも高級料理包丁を納めている。また家業として培った伝統と技術を次の世代へ伝授したいと希望を持った渡米となる。同じく、小鍛冶会メンバーとして活躍中。

■ 大江 章雅(おおえ あきまさ)

株式会社大江商店 代表取締役

大江 章雅1964年生まれ。堺職人2代目柄付師・銘切師として25年の経験と実績を持つ。大学卒業後、包丁業界で修行を重ね、その後父親の後を継いで大江商店の後継者となる。日本国内はもとより海外への販売実績も多く、米国での実演ツアーへの参加は2回目となる。包丁への銘入れで困難な英字のOやRなどを1本の鏨(たがね)で巧みに彫り込む技の持ち主。同じく、小鍛冶会メンバーとして活躍中。