100年前の包丁

先日、100年前に購入された包丁の砥ぎ直しをしてほしいというお客様が本店にお越しになりました。桐の箱に収められていたのは、もう当店にも残っていないような珍しい道具の数々。当時の注文方法が書かれた紙や錆びがついた刃に歴史を感じます。

柄を外しての砥ぎ直しができなかったため、”新品同様に復活”とまではいきませんでしたが、錆びを落としてまた使える状態でお客様にお返しすることができました。

これからも皆様に長くご愛用いただける刃物を作っていきたいと思いをあらたにした瞬間でした。

(追記 研ぎ直しについて)
包丁の素材、状態によってはお受けできない場合が御座います。また、長さや種類などで研ぎ料金が異なりますので、まずは、菊一包永本店にてご相談ください。ご相談は無料で承ります。