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春日若宮おん祭り

春日若宮おん祭りに行ってきました。

春日若宮おん祭りは春日大社の摂社である若宮神社の御祭礼です。このお祭りは日本最古の文化芸能のお祭りで奈良の一年を締めくくると言ってもよいほどです。その起源は860余年前(1136年)にさかのぼります。当時、全国的な洪水飢饉のため万民が苦しんでいるのを憂いた関白「藤原忠道」は若宮神を春日野の仮御殿にお遷しされて、数々の芸能を奉納し丁寧にお祭りされました。その後、雨は止み作物豊穣となり天下が無事治まったという事で、以降毎年行われる事となったと伝えられています。

おん祭りといえば17日のお渡り式が知られていますが、中心行事の始まりは12月15日大宿所祭から始まります。大宿所は奈良市内餅飯殿町(もちいどの商店街)にあります。おん祭りを差配した大和国内の有力な士たちが精進禊斎をして祭礼前日に大宿所に集まりお籠りをすることから、大宿所と呼ばれるようになりました。

大宿所詣の行列は郷の神子・八島神子・奈良神子・がおん祭りに奉仕するにあたり大宿所でお湯立のお祓いを受けます。お湯立は巫女が笹の葉でお湯をふりそそいでお祓いをする儀式です。

16日は宵宮祭です。若宮神社に大和士が古式ゆかしく参拝し奉幣をします。夜に行われる田楽座の奉納は幻想的で厳かな雰囲気で見るものを魅了します。

17日のお祭りは暁祭より始まります。午前零時に御旅所にお着きになられた若宮様に朝食をさしあげる行事です。そして正午より始まるお渡り式は日使、御巫、細男座、田楽座、猿楽座、大和士、大和国内の大名の各々が御旅所に向けて、時代行列をする祭りのハイライトで最大のみどころです。

その後、行われる御旅所祭は若宮様の御前で祝詞に続き神楽や芝居などの古典芸能を奉納しお祭りは終わります。古の都奈良を代表するお祭り、おん祭りに一度お越しになられてはいかがでしょうか。

参考 春日大社ホームページ