新プロジェクト!春日鹿まんじゅう「かのこ」 ~ 当店の想い ~

しかまんじゅう
9月中旬発売開始予定 春日鹿まんじゅう「かのこ」

奈良公園の鹿は春日大社と縁が深いことをご存知でしょうか。

しか 灯篭
春日大社の古い灯篭に鹿が描かれています。

春日大社の縁起は、1300年も前、国の繁栄と国民の幸せを願って、武甕槌命様(たけみかづちのみこと)をお迎えしたことが、始まりとされています。その際、馬ではなく「白鹿」に乗っておられましたので、それ以来、春日の鹿は「白鹿」の子孫「神鹿」として大切にされてきました。
平安時代の貴族たちは、春日大社参拝の際に鹿に出会うことは、願いがかなう「吉祥」として、大変喜んでおられたようで、平安中期の公卿で三蹟のひとり藤原行成(権記)も、次のように神鹿に出あった喜びを残されています。

寛弘3年(1006年) 正月十六日
十六日、己未。暁更、浴す。
聊か思ふ所を書きて、社頭に参る。
~罷り出づる間、鹿に逢ふ。
皆、吉祥なり。

【意】暁に沐浴して
春日大社に参拝した。
本殿から退出してきたところで鹿にあった。
とても良い兆しである。

当店では、平安貴族が「鹿」を吉祥・吉兆の象徴として喜ばれたように、奈良公園にいらした方々が、春日鹿まんじゅう「かのこ」を縁起の良いお土産として喜んでいただけるよう、皆様の好運を願い、その思いを込めてお作りします。
お味は、「白鹿」伝説にちなみ、どなたでも食べていただけるよう「ミルクあん」にしました。(随時、味の種類は増やしていく予定です)
現在、発売を間近に控え、よりおいしい春日鹿まんじゅうを召し上がっていただけるよう鋭意調整中です。