令和元年五月一日 新しい時代が始まり令和の時代となりました。
御即位の儀式が次々と行われるなか、御代替わりの締めくくりともなる、大嘗宮の儀が皇居内に建てられた大嘗宮にて執り行われ、それに伴い全国の神社でも大嘗祭当日祭が行われました。

毎年行われる新嘗祭ですが御代替わりの年は大嘗祭となり、新天皇より賜った御神饌を四つのお社に供えて大嘗祭が行われます。
大嘗祭当日祭では特別な祭祀でのみ奉納される舞楽『太平楽』が林檎の庭にて舞われました。

すっかり奈良の夏の定番となりました、なら燈花会が8月5日(月)〜8月14(水)の10日間、8つの会場で今年も開催されます。広大な奈良の、緑溢れる奈良公園周辺に、2万個のろうそくが灯されます。令和最初のなら燈花会どんな見どころがあるか、少しご紹介させていただきます。
(春日野園地) 東大寺南大門横に拡がる芝地に燈花会の燈が、まるで花畑のようにともされます。燈の向こうには、ライトアップされた東大寺大仏殿の鴟尾が金色に輝いています。
(浮雲園地) 天の川をイメージしてロウソクを配置されたこちらの会場では、毎年祈りを込めて灯りを灯す『一客一燈』に参加できます。ハートの燈が可愛くてカップルにぴったりです。
(浅茅ヶ原) 竹のオブジェを配した此方の会場は木々の間に灯された灯りとオブジェが幻想的な陰影の美しさを醸し出して古の都を彩ります。
(浮見堂) 鷺池の周りと浮見堂に配された灯りが暗闇の中に浮見堂を浮かび上がらせ、水面にはキラキラと星のように灯りが写りその儚い美しさを際立てます。
(猿沢池・五十二段) 采女伝説の猿沢池周りと、北側五十二段の階段にも燈花会が灯されます。猿沢池南側からは池の向こうにライトアップされた興福寺・五重塔が写りこみとても美しいです。
(春日野国際フォーラム 甍〜I・RA・KA〜) 建物前ではフードコンテナとcafe がオープンします。建物中庭ではロウソクの灯りとインタラクションされた樹木ライトアップがキラキラ拡がります。
他にも興福寺、奈良国立博物館、東大寺、春日大社もライトアップされます。
毎年来られる方、初めて来られる方も悠久の時が流れる古の都、奈良の夜にお越し下さい。
2019年3月16日11時11分新大阪駅と奈良駅がおおさか東線で繋がりました。今まで新大阪駅から奈良に来られる方は途中最低でも一度は乗り換えをして頂かなければ起こしいただけませんでした。ですが、この新しく開通したおおさか東線に乗っていただければ乗り換えなしの1時間足らずで奈良に到着出来るようになったのです。当日は朝からみぞれ混じりの雨、、、冷たい風も吹いていて乗客の方々が沢山来られるか心配でしたが、電車が到着すると沢山の方が一斉に笑顔で降りて来られました。ホームでのセレモニーに加え改札口では奈良のゆるキャラ達のお出迎えです。乗客の方々は大喜びで、ゆるキャラ達との撮影大会となりました。
今回おおさか東線全線開業記念 『はじまる、つながる、奈良の旅』として新幹線と宿泊がセットになった奈良への旅行プランが発売されました。旅行会社で専用商品を購入されたお客様に、さまざまな特典が付いています。菊一もこの企画に参加しており、専用旅行商品のJRキップ(かえり)をご呈示いただくと『春日鹿まんじゅう かのこ』夫婦・2個入り1袋をプレゼントいたします。実施店は若草山麓の本店と奈良駅Viera2階 奈良みやこ路店です。期間は2019年4月1日〜9月30日までとなっております。お得なこの機会、古都奈良に是非ともお越しください。
先日、岡山放送局の岡山県、香川県で放送されているローカル生活情報番組『ミルンヘカモン!なんしょん』という番組の収録で吉本若手人気芸人さん《トット》のお二人が、ならや東大寺店に来られました。 ならや東大寺店は東大寺門前 夢風ひろば内にあります。ここは釜飯と甘味とお土産のお店です。釜飯はご注文をお受けしてから一釜づつ炊き上げ、ホカホカの釜飯がご賞味いただける事で人気です。
トットのお二人と岡山放送局のスタッフは17:00くらいに来られました。手慣れたスタッフの方々により手際よくセッティングされ、撮影はスタートです。先ずは炊きたて釜飯の撮影、その間に当社 社長柳澤と打ち合わせです。続いてトットのお二人は釜飯を食べながら柳澤とのやり取りでの撮影です。テンポ良いお二人に負けず劣らずテンポの良い社長柳澤が面白く現場はとても和やかで、楽しい撮影でした。鹿まんじゅうかのこも大絶賛!
2月3日は節分です。家庭では節分に豆まきをして鬼を祓いますが、最近では巻寿司の丸かぶりも一般的になってきました。その年の恵方に向かって言葉を発せず一本丸ごと巻寿司を食べます。(今年の恵方は東北東)この丸かぶりが全国的になったのはここ数年…。以前は関西を中心とした行事だったのですが、コンビニで売られるようになるほど全国レベルの行事になりました。
節分とは雑節(季節の節目の事)の一つで立春の前日(およそ)の日の事となっています。季節の変わり目には邪気が生じると考えられた事から鬼を祓う豆まきが始まったとされています。奈良には寺社仏閣が多数あります。それぞれの寺社仏閣では節分の行事が行われます。昨年、奈良町にある元興寺の節分会に伺いましたので少しご紹介します。
元興寺は奈良市中院町に位置する〈古都奈良の文化財〉の一部として世界遺産に登録されています。蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院 法興寺(飛鳥寺)が移転した寺院です。元興寺節分会は火渡り修行で知られています。波切不動明王立像と宝山寺湛海不動明王坐像を本堂内陣に遷座し行事は始まります。
ボウ〜〜という法螺貝を吹きながら行者たちが入場します。続いて竹内流の演武奉納があります。熟練の剣士に混じり外国人、女性剣士もおられ美しい演武が奉納されます。
その後、宝弓の儀がとり行なわれます。行者により六方に矢が放たれ結界が張られます。魔除けになると云われる矢を受け取った見物客は幸運ですね。次に、宝剣の儀があり魔が切られます。
護摩壇は火がはいると凄まじ勢いで炎と煙が立ち上り辺り、一面真っ白になり、読経を唱えながら次々と護摩がくべられ護摩壇は灰となります。
燃えつきた灰はゴザの上に敷かれ、その上を素足で歩く火渡りが始まります。火渡りは厄除け、招福、無病息災などのご利益があると言われており、老若男女が行者に助けられながら灰の上を渡って行きます。
その後豆まきがあり、その年の年男、年女、来賓によって『福は〜うち、〜鬼は〜うち〜』の掛け声で豆がまかれます。元興寺は『八雷神』や「元興寺の鬼」(飛鳥時代に元興寺に現れた鬼)の発祥地だということから「鬼は自分の内から出るように」と願ってそういう掛け声となったそうです。
さて、これを読んで元興寺の節分会に行ってみようと思った方、穴が開いてもいいと思う上着でお出掛けください、、、ね笑
参考:Wikipedia・奈良市観光協会サイト
奈良ってどんな街ですか?と聞かれると寺社仏閣、大仏さん、鹿と答える方が殆どですね、でもここ数年の奈良は音楽の街なのです。
定番となってきたのは、5月から6月にかけて奈良県のあちこちで開催されるムジークフェストならです。プロのミュージシャンやアマチュアで活動されているミュージシャンの方々が奈良公園や駅周辺、各地の会館などで音楽を奏でられます。そしてもう一つ定番となってきたのは、9月に春日大社さんが主体となって開催される春日野音楽祭です。
春日大社内や飛火野、春日野園地などでプロ、アマいろいろな音楽ジャンルのミュージシャンの方々が出演されます。昨年は春日大社 御創建1250年祭があり、この折りには世界的バイオリニスト『古澤巌さん』と奈良をこよなく愛して下さっている『さだまさしさん』による音楽奉納がありました。
そして東大寺さんでは東大寺音舞台というスケールの大きな音楽イベントがありました。東大寺の境内にステージを作りダンスあり歌あり、楽器演奏あり、マジックありと素晴らしい舞台が拝見できました。
また、奈良が誇る大スターKinKi Kidsの堂本剛さん率いるメンバーによる東大寺奉納ライブ 『堂本剛さん』の故郷奈良に対しての想い、都会で傷ついた心、それらを癒されようとするような演奏や歌に感動し、奈良に住む素晴らしさを感じられたひと時でした。
さらに昨年は興福寺 中金堂落慶法要があり、3日間にわたりバイオリニスト『古澤巌さん』、『川井郁子さん』の奉納演奏もありました。落慶された中金堂の前でバイオリンの美しい音色がこだまし、幻想的な野外演奏会でした。
その他、なら燈花会でも各会場でライブがあり燈花会の灯に音楽が彩りを添えてくれます。
今挙げた大きなイベントだけでも結構ありますよね?これに小さな音楽イベントも挙げるとまだまだ沢山あります。というわけでどうですか?音楽の街を掲げても良いのではないでしょうか。
さて、2019年今年はどんな音楽イベントが奈良で開催されるのか?とても楽しみです。ブログやSNSで随時紹介して行きたいと思いますのでどうぞご覧ください。
今年も恒例の正倉院展がはじまりました。今年は奈良国立博物館で開催された記念すべき第70回目ということもあり、大変素晴らしい宝物が多数出陳されています。
正倉院展とは?などと説明するまでもなく、毎年多くの方々が正倉院展に来られる事を楽しみにしてくださっています。
今回は螺鈿、象牙、玳瑁など美しい細工をされた工芸品が多数出陳されています。こちらから2点ご紹介します。
《玳瑁螺鈿八角箱》献物箱
仏前にお供えする献物品を入れた箱ではないかと言われています。木製で全体が玳瑁貼りです。文様の形をくり抜き螺鈿で唐花文、蓮華、鳥などの文様をあらわしています。玳瑁は黄色と焦げ茶色に彩色された上に貼られおり浮き上がり色の変化をもたらしています。蓋の中心の花には琥珀が施されていて赤い色が印象的です。全体の模様には蓮の花葉に鴛鴦があしらわれ華やかに表現されています。
《平螺鈿背八角鏡》螺鈿飾りの鏡
この鏡は聖武天皇遺愛の鏡と伝えられています。鏡体は白銅製で外形が八弁を型どるハ花鏡 と呼ばれる形式になっており表面はやや凹面をなしています。ヤコウガイや琥珀トルコ石などで花弁の模様が施されています。鎌倉時代に盗難にあい壊れていましたが、明治時代に修復され美しい姿に蘇りました。
その他に、平成25年〜27年の3年間にかけて宮内庁正倉院事務所によって行われた特別調査の成果を見せるべく素晴らしい麻の宝物品も多数出陳されております。平成最後の正倉院展、毎年楽しみされている方はもちろん!一度も来た事がない方も百聞は一見にしかず!是非自分の眼で正倉院の宝物を見にいきませんか。
〜11月12日(月)までです
参考:奈良国立博物館ホームページ・Wikipedia
奈良市と福島県郡山市は昭和46年より姉妹都市を結んでいます。
そのご縁は万葉集にあります。奈良朝廷の頃みちのくの按察使として安積の国に遣わされた葛城王に端を発する春姫と次郎の悲恋物語(采女伝説)や続日本紀にも安積郡の名前が出て来る事などから、大和と安積(郡山)には交流があったことは解ります。
9月24日福島県郡山市の品川萬里市長、JA福島さくらの結城政美組合長一行さまは奈良市の采女神社で行われている采女祭りに参加する為に奈良市を訪問されました。
奈良市の仲川げん市長、郡山市品川萬里市長御一行は当社社長柳澤他と共に東日本大震災復興を祈願する為春日大社に正式参拝致しました。
春日大社は東日本大震災の後、毎日の朝拝の折に復興をお祈りして祝詞をあげておられます。その回数は今までで22万回を超え祈願のお札は23本になっているそうです。
当社社長柳澤は大震災以降福島県を支援すべくさまざまな交流を行なってきました。今回は原発事故による農産物の風評被害を払拭するお手伝いをと、福島県産(あさか舞)を使った春日はくたく饂飩を地元の食文化団体と協力して開発販売をする事になりました。
この日、春日大社参拝後菊一本店にてあさか舞を使った春日はくたく饂飩やあさか舞の釜飯を御一行様に振る舞うべく試食会をもようしました。
はくたく饂飩とはうどんの元になった食べ物で、かつての日本では神前に供えられていました。はくたく饂飩の事は以前に詳しく説明していますのでこちらをお読み下さい。
菊一では今後も姉妹都市として力になれる事があれば支援を続けて行きたいと思っております。
春日若宮おん祭りに行ってきました。
春日若宮おん祭りは春日大社の摂社である若宮神社の御祭礼です。このお祭りは日本最古の文化芸能のお祭りで奈良の一年を締めくくると言ってもよいほどです。その起源は860余年前(1136年)にさかのぼります。当時、全国的な洪水飢饉のため万民が苦しんでいるのを憂いた関白「藤原忠道」は若宮神を春日野の仮御殿にお遷しされて、数々の芸能を奉納し丁寧にお祭りされました。その後、雨は止み作物豊穣となり天下が無事治まったという事で、以降毎年行われる事となったと伝えられています。
おん祭りといえば17日のお渡り式が知られていますが、中心行事の始まりは12月15日大宿所祭から始まります。大宿所は奈良市内餅飯殿町(もちいどの商店街)にあります。おん祭りを差配した大和国内の有力な士たちが精進禊斎をして祭礼前日に大宿所に集まりお籠りをすることから、大宿所と呼ばれるようになりました。
大宿所詣の行列は郷の神子・八島神子・奈良神子・がおん祭りに奉仕するにあたり大宿所でお湯立のお祓いを受けます。お湯立は巫女が笹の葉でお湯をふりそそいでお祓いをする儀式です。
16日は宵宮祭です。若宮神社に大和士が古式ゆかしく参拝し奉幣をします。夜に行われる田楽座の奉納は幻想的で厳かな雰囲気で見るものを魅了します。
17日のお祭りは暁祭より始まります。午前零時に御旅所にお着きになられた若宮様に朝食をさしあげる行事です。そして正午より始まるお渡り式は日使、御巫、細男座、田楽座、猿楽座、大和士、大和国内の大名の各々が御旅所に向けて、時代行列をする祭りのハイライトで最大のみどころです。
その後、行われる御旅所祭は若宮様の御前で祝詞に続き神楽や芝居などの古典芸能を奉納しお祭りは終わります。古の都奈良を代表するお祭り、おん祭りに一度お越しになられてはいかがでしょうか。
ボォ〜〜ボォ〜〜ポゥ〜〜♪ナチュラルホルンの音色が響くと鹿さん達の群れが…
森の中から沢山の鹿が出てくる姿は可愛くて感動です。
今回の鹿寄せは12月14日(10日を除く)までですが、なつの鹿寄せもやっていますので詳しくお知りになりたい方は…
奈良の鹿愛護会のホームページへ
http://naradeer.com/index.html