菊一文珠四郎包永のニューヨーク店は今年で20周年を迎えました。それを記念して全店でお揃いのポロシャツを作りました。本店の皆さん菊一本店
菊一ニューヨーク店の皆さん菊一ニューヨークならや東大寺店の皆さんならや東大寺店ならや西大寺店の皆さんならや西大寺店漬菜栄吉の皆さん漬菜栄吉
奈良みやこ路店の皆さん奈良みやこ路店
みんな素敵な笑顔で毎日頑張っています!奈良にお越しの際はぜひとも当店にお越しください。
鎌倉時代の刀鍛冶に始まり現代の包丁作りまで、750年以上の歴史を持つ菊一文珠四郎包永では、アメリカ・ニューヨーク進出から早くも20周年を迎えることになりました。それを記念して菊一本店にて9月24日(日)「古式包丁鍛治デモンストレーション」などのイベントを行いました。
野上神社参拝
刀鍛冶とゆかりのある若草山山麓にある野上神社にて春日大社神職さまにより御修祓、玉串拝礼をしていただきました。
野上神社にて
春日大社 権禰宜 千鳥様
本店に戻り弊社社長 柳澤より刀鍛冶から現代の包丁鍛治にいたる歴史やNY進出の話をさせていただきました。
続いて本店前にて「古式包丁鍛治デモンストレーション」です。堺より伝統工芸士 小鍛冶会代表 榎並正さん等3名の方々にお越しいただいて包丁鍛治がはじまりました。1000度以上の炉で熱せられた地金はみるみるうちに真っ赤になりハンマーで勢いよくたたくと火花が飛び散り迫力ある鍛治の模様がお客様方の目の前で繰り広げられました。その後、数名のお客さまに鍛治体験をしていただきました。皆さま手にしたハンマーの重さに驚かれ、めったに体験できない包丁鍛治を楽しまれていました。
小鍛冶会代表 榎並正さん
鍛治デモの後は店内にて柄付け、銘切り、包丁研ぎの実演も行われました。私も包丁研ぎ体験をさせていただきましたが、今までの研ぎ方が全く間違っていた事にびっくり!とてもいい勉強になりました。
当日はたくさんのお客様にお越しいただきありがとうございました。
おかげさまで菊一NY20周年記念イベントは最後まで盛況のうちに終了することができました。
今、奈良国立博物館では源信 地獄・極楽への扉を展示しています。
恵心僧都源信は奈良で生まれ、比叡山で修行を積んだ平安時代の僧侶です
死後、阿弥陀如来の来迎を受けて、極楽浄土へ生まれることを願う、浄土信仰を広めた僧として知られる方です。誰にでも理解しやすい地獄と極楽の世界を描き出した「往生要集」などによって具体的な死後のイメージは人々に広く広められました。
極楽浄土のイメージは誰もが死後極楽浄土に行きたいと願うような黄金に輝き御仏の住まう美しい所と描かれ、地獄は六道絵、餓鬼草紙、地獄草紙、病草紙などのおどろおどろした身の毛もよだつようなパターンで描かれています。
どちらも、迫力のある地獄・極楽に引き込まれるような絵ばかりで、特に地獄は気味が悪く絶対に行きたくないと思わせるような内容で、昔の人達は、この絵によって地獄の怖ろしさ、悪い事をしてはいけないと教えられたのだと考えさせられました。 まだまだ暑い日が続きますが、奈良の暑い夏にちょっぴり冷やっとしたい方、ぜひ源信の描く地獄・極楽をご覧になられては如何でしょうか。
詳しい内容は奈良国立博物館のホームページで
参考文章:奈良国立博物館だより
今年の夏、奈良公園では、体験型をはじめ、特別拝観等、興味深いイベントが数多く予定されています。
今回のブログでは、その中から、気になるものをご紹介します
「興福寺 僧侶の法話と瑜伽行(ゆがぎょう)体験」
通常は非公開の本坊(寺務をとる建物)北客殿で、法話を拝聴し、瑜伽行体験ができます。
本坊北客殿は、嘉永7年(1854年)に再建された建物で、平安時代頃から、僧侶が学問に励んだといわれる、東室(ひがしむろ)といわれる東西に長い僧房(そうぼう)の伝統を受け継ぐ、由緒ある建物です。
また、瑜伽行とは、古代インドより伝わる修行の一つで、ヨーガもこの瑜伽行に由来しているといわれています。心の制御・統一をはかる修行とのこと。疲れた心を癒してみてはいかがでしょうか。
※ 詳しくは「うまし奈良めぐり」で!
【興福寺 東金堂・後堂 早朝特別拝観】
奈良の夏は、朝の涼しいうちに散策するのがおすすめです。興福寺では、涼しい朝に、「東金堂後堂」と「正了知大将立像(しょうりょうちたいしょうりゅうぞう)」等を拝観をすることができます。
「正了知大将立像」(別名「踊り大将」)は、平安時代、東金堂火災時に、自らお堂を飛び出し被災を免れたとの伝承がある像です。通常は公開されていませんが、この特別企画では、貸切状態で、じっくりゆっくり見ることができます。僧侶にご案内していただけるのも、大変うれしい企画です。
※ 詳しくは「うまし奈良めぐり」で!
「東大寺 写経体験」
写経は、色々な寺社で体験できますが、ここで書写された写経は、8月7日のお身拭いの際に、大仏様の胎内にお納めしていただけます。なんだか身が引き締まりますね。
また、希望の方は、レストラン「リストランテオルケストラータ」の特製ランチを、通常非公開の本坊大広間で、お庭を見ながらお召し上がりいただけます。ちょっと特別な体験です。
「東大寺 特別公開 俊乗堂(しゅんじょうどう)、大湯屋(おおゆや)」
「俊乗堂」は、通常は7月5日(俊乗忌)と12月16日(良弁忌)にしか公開されない重源上人坐像(国宝)と、阿弥陀如来立像、愛染明王坐像(いずれも重要文化財)が安置されているお堂です。
また、「大湯屋」は、今回初公開の鎌倉時代の浴場で、どっしりした鉄湯船、唐破風付きの浴室、釜場の屋上にある煙出しなど、中世の建造物としても貴重なものです。特別公開のこの機会にぜひご覧になってはいかがでしょうか?
※ 詳しくは、JRおでかけネット「ちょこっと関西 歴史たび」で!
「春日大社 朝のお参り(朝拝) 毎日(祭典執行日以外)」
春日大社で行われている朝のお参り朝拝(ちょうはい)に、一般の方も参加することができます。
東日本大震災や、熊本地震等、全国各地で発生した災害で受難された方々の一日も早い復興を祈る、「萬度祓」も厳修されています。
神職の方のご指導があるので、どなたでも安心して参加できるとのこと。午前9時前から約30分のお参りで、事前予約などは不要です。
「春日大社 神主が案内する朝のお参り」
早朝、朝の静けさのなか、神職の方の案内で境内を散策、御本殿前で清々しくお参りすることができます。
平成29年4~9月の毎土・日曜・祝日に行われ、午前6時半に一之鳥居前に集合して、 約1時間かけて春日大社参拝所まで向かいます。神職の方と、お話させていただけて、楽しくお参りできます。
料金は無料。事前予約なしで参加できます。
「春日大社 御巫(巫女)プチ体験(女性限定)」
通常の御巫(巫女)修行は、初級・上級コースとも2泊3日の研修となるのですが、夏限定のこの企画は、1日(6時間半ほど)の体験コースです。初めての巫女体験にはピッタリですね。
その他、奈良市観光協会サイトの「なつの奈良旅キャンペーン」では、「花街お茶屋体験」、「元興寺文化財研究所研究員と歩くならまち(怨霊ウォーク)」など、今までにない趣向をこらしたイベントが紹介されています。みていて楽しいサイトです。ぜひ、奈良市観光協会サイトの「なつの奈良旅キャンペーン」をご覧ください。
なお、人気のあるイベントの場合、予約が早々に埋まってしまう場合があります。その際は、申し訳ございませんが、ご了承いただきますようお願い致します。
毎年恒例となった「ムジークフェストなら」が、今年も6月10日(土)~6月25日(日)の間、開催されます。
この期間中、毎日奈良のどこかでコンサートが開かれます。ジャンルも邦楽、吹奏楽、ポップス、クラッシック、民俗音楽などなど。奈良の街中を歩いていると、ふっと音楽が聞こえたりして・・・「ムジークフェストなら」のキャッチフレーズ通り、「音楽であふれる16日間」です。
ところで、行きたいのはやまやまでも、仕事や家庭の都合がつかず、チケット購入や事前申し込みができなかった方、このイベントを初めて知ったという方は、いらっしゃいませんか?
もしお時間が空きそうでしたら、ぜひ ムジークフェストなら公式ホームページ の「公演日から探す」等から、開催予定の色々なコンサートをご覧ください。
事前申し込み不要、あるいは、まだ申込を受付てくれる、気になるコンサートが見つかるかもしれません。
例えば、11日(日)は、参加申込が不要のファミリーコンサートが企画されています。 NHKの番組で人気の、ワンワンと遊ぼう、ストレッチマンなどなど、お子さんのいらっしゃるご家庭に、ピッタリですね。
イベントの詳細は ファミリーコンサートのページで!
また、近鉄奈良駅を中心に、JR奈良駅など主要な駅では、ウェルカムコンサートと題し、日・時間によって演奏者が変わり、色々な音楽を楽しめます。音楽が流れるだけで、風景が違って見えてくるのも不思議なものです。
演奏される方の情報等は「駅前ウェルカムコンサート」のページで!
色々なジャンルの音楽が、色々な場所で、楽しむことができる「ムジークフェストなら」、まだまだたくさんのイベントが予定されています。ぜひ、ムジークフェストなら2017公式ホームページをご覧ください。
先日の夕刊で、最近、算数・数学のイベントが盛況という記事が掲載されていました。
日本は昔から、武士・学者だけでなく、商家や農家の方も、高度な数学をたしなんでいらっしゃったようで、その影響なのか、今でも算数・数学が好きな方が多いですね。
今回ご紹介する、算額(さんがく)は、額や絵馬に、数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納したもので、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、益々勉学に励むことを祈願して奉納されたのが始まりといわれています。
時代が経つにつれ、人が多く集まる寺社仏閣に、難問だけを書いた額を奉納するようになり、その難問を説いた方が、解答を額にして、また奉納するといったことも、行われたようです。
数学が好きな方々の力試しといったところでしょうか?
この風習は、日本全国色々なところで行われており、奈良でも平安初期に創建された「弘仁寺」に、古い算額が掲げられています。
奉納された算額は、近くで見ることができます。
弘仁寺では、6月13日(火)に自然の恵みに感謝し、健康を祈願する「黄金ちまき会式」が予定されています。当日は、臨時バスが運行されるようですので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?
詳しくは、弘仁寺公式ホームページ「年中行事」でご確認ください。
ところで、算額奉納は、現在も続いています。
今年も、1月23日に「公益財団法人 日本数学検定協会」が東大寺 大仏殿に「算額」を奉納されました。
大仏様の左足下側に掲げられています。東大寺大仏殿に行かれた際は、探してみてください。
私は、問題をすぐ見つけることができたのですが、どう解いていいやらさっぱり・・
この算額も、問題のみで、解答は一般の方から募集しています。締め切りは7月31日(月)
問題の内容、応募方法は、「算額1・2・3」公式ホームページからお進みください。
公式ホームページでは、過去の最優秀解答も掲載されています。小学生の解答もあり、面白いやら、感心するやら・・・こちらもぜひ一度ご覧ください。
締切まで、まだ2か月ほどありますので、数学に興味のある方はぜひチャレンジされてはいかがでしょうか?
鎌倉時代の仏師「快慶」の特別展が、奈良国立博物館で6月4日(日)まで開催されています。もう行かれましたか?
「快慶(かいけい)」は、「康慶(こうけい)」から始まる慶派と呼ばれる一派に属している仏師で、康慶の子の「運慶(うんけい)」と並び称されるほど有名な方です。東大寺南大門の金剛力士像も彼の代表作です。
と、ここまでなんとか知っている程度で、あまり「仏像」に詳しくなく、この機会に少しでも知識を増やしたいと思い行ってきました。
「快慶展」会場では、
木で作られたとは思えない、美しい曲線で表現される衣の柔らかさ、鬼ようなの怒りの形相、阿弥陀如来像の穏やかな表情・・・・・。素晴らしい仏像の数々で圧倒されるばかりでした。流石ですね。
ところで、「快慶」はとても有名な仏師ですが、色々な謎が残されているようです。
東大寺南大門にある金剛力士像もその一つです。
金剛力士像は、像高9メートルを超える寄木造の巨像で、口を閉じた吽形像(うんぎょう・・左写真)と口を開けた阿形像(あぎょう・・右写真)の二体あります。
今回の特別展の図録によると・・・・
昔から、吽形は立体的で動感がある作風から運慶が作成、阿形は絵画的な作風から快慶が作成したといわれていました。
それが、昭和63年(1988)から5か年をかけて行われた解体修理によって、論争がはじまったようです。
その理由は、二体の仁王像の体内から、おびただしい墨書と宝篋印陀羅尼経(ほうきょういんだらにきょう)が発見され、
吽形像からは、康慶の弟子の定覚(じょうかく)、運慶の弟子の湛慶(たんけい)の文字が、阿形像からは運慶、快慶の文字が、記されているのが発見されたからでした。
今のところ、はっきりと結論が出ておらず、色々な説があるようですが、修正の跡が、阿形像が少なく、吽形像に多いことから、吽形像は定覚、湛慶が作成し、運慶が指導したのでは? 阿形像は快慶が主に担当したので、快慶の作風が色濃く出たのでは? と考える方もいるようです。
どちらにしても、両像の作成には、運慶が全体を統括する立場にあったことでは意見は一致しているようですが・・・・謎が多いですね。
最後に、今回の「快慶」展の、詳しいお話を見ることができるサイトをご紹介します。
読売テレビ 「快慶展 日本人を魅了した仏のかたち~」公式ページです。
とても興味深い記事ばかりですが、特におすすめは、
「快慶展 日本人を魅了した仏のかたち~」のトップページから
「快慶について」と進み「快慶仏講座・検定」のページで見ることができる「快慶仏講座」です。
10分程度の動画が20本あって、国立博物館の研究員の方のお話がきけます。アナウンサーの方が色々な質問をしながら進めていかれるので、とてもわかりやすい動画です。
なんだかよくわからなかった仏像ですが、ちょっとわかった気になりました。快慶展に行く前に見ておくと、展示物をもっと楽しめたのに・・・と少々後悔しています。
これから、快慶展に行こうと思われている方は、ご覧になってはいかがですか?
既に行かれた方も、ご覧になると、そういうことだったのかと腑に落ちる体験ができるかも・・・です。
奈良国立博物館 特別展「快慶」の詳細は、公式ホームページで!
【参考文献: 図録 特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち】
奈良は、古くより人々の幸せを願う場所として、祈りがささげられてきました。
天平勝宝4年(752)より絶えることなく続けられてきた修二会(お水取り)本行が、今年も3月1日から14日までの間、二月堂で行われます。
修二会は、私たちが日常犯している様々な過ちを、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶の方々がご本尊の前で、懺悔(ざんげ)し悔い改め、人々の幸せを祈ってくださる行事です。詳しくは東大寺 修二会のページで
今年は、3月1日(本行初日)に、二月堂に行ってきました。
19時、荘厳な鐘の音を合図に、お松明が点火され、お松明と共に次々と、練行衆の方々が本堂に入られました。
お松明は、二月堂に上堂する練行衆の道明かりとして、これから3月14日まで毎日あげられ、このお松明の火の粉を浴びると、無病息災にご利益があるといわれています。
練行衆の方々が二月堂に入堂された後、行法が始まります。下堂されるのは、午前1時から午前4時半頃までとのこと。毎日の行法に加え、特別な行法を行われることもあり、大変なお勤めです。
修二会中に行われる行法は下記ページからご参照ください。
東大寺ホームページ 修二会中、毎日行われる行法
二月堂そばには、次回分のお松明が準備されていました。人と比べてみると、とても大きいですね。
練行衆の方々が入堂されるのをお見送りしたあと、二月堂を後にしました。
帰り際の東大寺参道脇の様子です。
夜暗くなっても、鹿さんは、相変わらずのんびりしていました。
東大寺での修二会(お水取り)もはじまり、少しずつ春が近づいています。
ぜひ、奈良にお越しになりませんか?
東大寺の修二会(お松明、お水取り)は、大変な混雑が予想されます。東大寺HPの「注意」等をご覧になって、お気をつけてご参拝ください。
東大寺公式ホームページ
Topics(交通規制のお知らせ)、 修二会 注意事項
お松明の際は、カメラのフラッシュは禁止になっています。練行衆の方の目が眩み、転倒する恐れもあり大変危険なのだそうです。
お松明が始まる前に、カメラのフラッシュを使わないでくださいとアナウンスがあるのですが、そこで慌てて、お持ちのカメラ、スマートフォンの設定をしようとして、どうしていいかわからないと焦る方が、例年いらっしゃいます。事前にお手持ちの機器の操作方法を確認されるのをお勧めします。
若草山の山焼きも無事終わり、2月の恒例行事となった「~しあわせ回廊~ なら瑠璃絵」が
2月8日(水)~2月14日(火)の間、行われます。
春日大社の燈籠点燈、興福寺 五重塔のライトアップ、東大寺の大仏殿のライトアップなどなど、奈良の夜が美しく彩られます。
場所によってライトアップの時間が異なります。詳しくは、しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式ホームページへ!
また、なら瑠璃絵の期間中、色々なイベントが企画されています。
◆博物館等の夜間開館 20:30まで開館(入館は20:00まで 要入館料)
夜間開館日:春日大社の国宝殿 2月11日(土)~2月12日(日)
東大寺ミュージアム、奈良国立博物館 2月8日(水)~2月14日(火)
◆光の夜神楽
場所 : 春日大社 祓戸神社前(観覧無料)
日時 : 2月8日(水)~2月14日(火) 19:00~20:00
厄を噛みきり、福を招く獅子舞を、奈良県宇陀郡御杖村の桃俣獅子舞保存会(もものまたししまいほぞんかい)の方等が演じられます。
◆瑠璃絵マーケット
場所 : 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~前
日時 : 2月8日(水)~2月14日(火) 17:30~20:30
温かいフードやドリンクのブースなどが並びます。お店の詳細はこちらからどうぞ!
◆奈良公園バースデー花火・ライブ(観覧無料)
最終日、2月14日(火)は、 奈良公園の137回目のお誕生日。お祝いに19:30から 春日野園地にて、花火が打ち上げられます。
主なイベントをご紹介しましたが、足湯のイベントなどなど、まだまだいろいろな企画があります。ぜひ、しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式ホームページで楽しいイベントを見つけて、ぜひ奈良へお越しください。
※ 天候によって中止の場合もあります。なら瑠璃絵 公式ホームページの「本日の開催状況」をご確認ください。
※ なら瑠璃絵はとても広い会場で行われます。ぜひ歩きやすい装いでお越しください。
平成29年1月28日(土)、奈良の恒例行事、若草山の山焼きが行われました。毎年、山が焼ける様子や花火の様子を、遠くから写真に撮っていましたが、今回は、行事の様子を間近で撮ってみました。
奈良公園の飛火野で、春日大社の「大とんど」が始まりました。
そのころ若草山ではいろいろなイベントが行われていました。
写真は、鹿せんべい飛ばし大会の様子です。大会出場者が長~い列を作っていました。
写真右側が鹿せんべいを投げる場所になります。そこから左側の山のふもとに向かって投げます。
鹿せんべいを飛ばす単純なコンテストですが、計測は手早くしないといけません。早く測らないと、鹿さんに食べられちゃいます!!
若草山会場の一部では、和太鼓ワークショップが行われていました。
国内外の方が参加して、太鼓の練習です。ドンドンドンと勇壮な音が響いていました。
若草山本部前は、すでに、消防関係の方が集まり、なんだか緊迫した雰囲気が・・・。そのそばで鹿さんは、いつも通り、餌の取り合いしていました。
飛火野の「大とんど」の会場では、 御神火奉戴祭(ごしんかほうたいさい)がはじまりました。
まずは、奈良奉行所、興福寺、東大寺、金峯山寺の方々の入場です。
祝詞、巫女の神楽等のあと、御神火をいただきました。
御神火をいただいた後は、水谷神社をとおり、若草山の野上神社まで、法螺貝を吹きながら進みます。
いつもはおっとりした鹿さんも法螺貝の音に何かを感じるようです。
法螺貝の音を聞くと、すくっと立ち上がり、周囲を警戒していました。
この後、慌てて山の奥へ走り去っていきました。
17:00~
若草山では、地元の消防団の方が集合し、出発式のあと、若草山に登ります。
山焼き前の安全確認のための出動です。
消防団(300名ほど)の方々は奉仕としての出動で、山焼きの行事がつつがなく終えられるのも、消防団の方のおかげですね。
消防団の方々が若草山に登られた後、
御神火を持った一行が若草山に到着されました。
御神火が野上神社のかがり火に点火され、山焼き行事の無事を祈願する祭礼が行われます。
その後、山麓中央の大かがり火に点火されます。
山焼きの始まりを知らせる花火が上がりました。
若草山麓で見る花火は、夜空一面が明るく光り、打ち上げの音が響いていました。花火が終われば、山焼きのスタートです。
今年は晴天での山焼きで、草が乾燥していたのか、パチパチと威勢よく草が燃える音が聞こえました。
見ている方々からは「今年はよ~もえとるな~」との声があちこちで聴かれました。昨年は雨でしたからね。
奈良国際フォーラム甍 の前の池に、池に山焼きの様子が映ってきれいでした。
今年も色々な方の尽力で無事に山焼きが終わりました。
山焼きは、写真を撮っても楽しめ、歴史に触れられるいい機会です。
次回の若草山の山焼きの際は、奈良にお越しになってはいかがでしょうか?