奈良の見どころ その38 今年の夏の奈良公園 おすすめのイベント

今年の夏、奈良公園では、体験型をはじめ、特別拝観等、興味深いイベントが数多く予定されています。
今回のブログでは、その中から、気になるものをご紹介します

興福寺

興福寺 僧侶の法話と瑜伽行(ゆがぎょう)体験」

興福寺 本堂
興福寺 本坊 歴史を感じる佇まいです

 通常は非公開の本坊(寺務をとる建物)北客殿で、法話を拝聴し、瑜伽行体験ができます。
本坊北客殿は、嘉永7年(1854年)に再建された建物で、平安時代頃から、僧侶が学問に励んだといわれる、東室(ひがしむろ)といわれる東西に長い僧房(そうぼう)の伝統を受け継ぐ、由緒ある建物です。
また、瑜伽行とは、古代インドより伝わる修行の一つで、ヨーガもこの瑜伽行に由来しているといわれています。心の制御・統一をはかる修行とのこと。疲れた心を癒してみてはいかがでしょうか。
※ 詳しくは「うまし奈良めぐり」で!

 【興福寺 東金堂・後堂 早朝特別拝観】

 奈良の夏は、朝の涼しいうちに散策するのがおすすめです。興福寺では、涼しい朝に、「東金堂後堂」と「正了知大将立像(しょうりょうちたいしょうりゅうぞう)」等を拝観をすることができます。
「正了知大将立像」(別名「踊り大将」)は、平安時代、東金堂火災時に、自らお堂を飛び出し被災を免れたとの伝承がある像です。通常は公開されていませんが、この特別企画では、貸切状態で、じっくりゆっくり見ることができます。僧侶にご案内していただけるのも、大変うれしい企画です。
※ 詳しくは「うまし奈良めぐり」で!

東大寺
東大寺
東大寺 大仏殿

「東大寺 写経体験」

写経は、色々な寺社で体験できますが、ここで書写された写経は、8月7日のお身拭いの際に、大仏様の胎内にお納めしていただけます。なんだか身が引き締まりますね。
また、希望の方は、レストラン「リストランテオルケストラータ」の特製ランチを、通常非公開の本坊大広間で、お庭を見ながらお召し上がりいただけます。ちょっと特別な体験です。

※ 詳しくは「うまし奈良めぐり」で!

「東大寺 特別公開 俊乗堂(しゅんじょうどう)、大湯屋(おおゆや)」

 「俊乗堂」は、通常は7月5日(俊乗忌)と12月16日(良弁忌)にしか公開されない重源上人坐像(国宝)と、阿弥陀如来立像、愛染明王坐像(いずれも重要文化財)が安置されているお堂です。
また、「大湯屋」は、今回初公開の鎌倉時代の浴場で、どっしりした鉄湯船、唐破風付きの浴室、釜場の屋上にある煙出しなど、中世の建造物としても貴重なものです。特別公開のこの機会にぜひご覧になってはいかがでしょうか?

※ 詳しくは、JRおでかけネット「ちょこっと関西 歴史たび」で!

春日大社
春日大社と藤
春日大社と藤 5月の砂ずり藤がとても美しいお社です

「春日大社 朝のお参り(朝拝) 毎日(祭典執行日以外)」 

春日大社で行われている朝のお参り朝拝(ちょうはい)に、一般の方も参加することができます。
東日本大震災や、熊本地震等、全国各地で発生した災害で受難された方々の一日も早い復興を祈る、「萬度祓」も厳修されています。
神職の方のご指導があるので、どなたでも安心して参加できるとのこと。午前9時前から約30分のお参りで、事前予約などは不要です。

※ 詳しくは、春日大社 公式ホームページで!

「春日大社 神主が案内する朝のお参り」

早朝、朝の静けさのなか、神職の方の案内で境内を散策、御本殿前で清々しくお参りすることができます。
平成29年4~9月の毎土・日曜・祝日に行われ、午前6時半に一之鳥居前に集合して、 約1時間かけて春日大社参拝所まで向かいます。神職の方と、お話させていただけて、楽しくお参りできます。
料金は無料。事前予約なしで参加できます。

詳しくは、春日大社 公式ホームページで!

「春日大社 御巫(巫女)プチ体験(女性限定)」

春日大社 巫女
春日大社の行事の1シーン。プチ体験の内容と関係はありません。

通常の御巫(巫女)修行は、初級・上級コースとも2泊3日の研修となるのですが、夏限定のこの企画は、1日(6時間半ほど)の体験コースです。初めての巫女体験にはピッタリですね。

※ 詳しくは、「うまし奈良めぐり」で!

その他、奈良市観光協会サイトの「なつの奈良旅キャンペーン」では、「花街お茶屋体験」、「元興寺文化財研究所研究員と歩くならまち(怨霊ウォーク)」など、今までにない趣向をこらしたイベントが紹介されています。みていて楽しいサイトです。ぜひ、奈良市観光協会サイトの「なつの奈良旅キャンペーン」をご覧ください。

なお、人気のあるイベントの場合、予約が早々に埋まってしまう場合があります。その際は、申し訳ございませんが、ご了承いただきますようお願い致します。