奈良国立博物館 1000年忌特別展 源信 地獄・極楽への扉 見てきました

今、奈良国立博物館では源信 地獄・極楽への扉を展示しています。

恵心僧都源信は奈良で生まれ、比叡山で修行を積んだ平安時代の僧侶です
死後、阿弥陀如来の来迎を受けて、極楽浄土へ生まれることを願う、浄土信仰を広めた僧として知られる方です。誰にでも理解しやすい地獄と極楽の世界を描き出した「往生要集」などによって具体的な死後のイメージは人々に広く広められました。
極楽浄土のイメージは誰もが死後極楽浄土に行きたいと願うような黄金に輝き御仏の住まう美しい所と描かれ、地獄は六道絵、餓鬼草紙、地獄草紙、病草紙などのおどろおどろした身の毛もよだつようなパターンで描かれています。

どちらも、迫力のある地獄・極楽に引き込まれるような絵ばかりで、特に地獄は気味が悪く絶対に行きたくないと思わせるような内容で、昔の人達は、この絵によって地獄の怖ろしさ、悪い事をしてはいけないと教えられたのだと考えさせられました。 まだまだ暑い日が続きますが、奈良の暑い夏にちょっぴり冷やっとしたい方、ぜひ源信の描く地獄・極楽をご覧になられては如何でしょうか。
詳しい内容は奈良国立博物館のホームページ

http://www.narahaku.go.jp/

参考文章:奈良国立博物館だより