【奈良の見どころ その23 春日大社 国宝殿】

平成28年10月1日にリニューアルオープンした、春日大社国宝殿 に行ってきました。
「春日大社の国宝 - 千年の秘宝と珠玉の甲冑刀剣を一堂に -」と題し、金地螺鈿毛抜形太刀(平安時代) 、蒔絵箏 、赤糸威大鎧(竹虎雀餝)などなど、国の宝がたくさん展示されていました。

kokuhouoden2016
春日大社国宝殿

拝観料を払い、細い通路からほの暗い「神垣(かみがき)」といわれる、光と水で春日の聖域を表現した空間展示を通り、広く明るい鼉太鼓(だだいこ)ホールへと進んでいきました。

だたいこホール
外から見た 夕方の鼉太鼓(だだいこ)ホール 外から見ても大きいです。

※ 鼉太鼓(だだいこ)とは・・・雅楽に用いられる楽太鼓。国宝殿には、春日若宮おん祭での舞楽の演奏に用いられる日本最大のものが展示されています。

2階の展示室には、ずらりと平安時代以降の代表的な太刀の拵(こしらえ)などが展示されていました。保存状態がとてもよく、「きらびやか」、「雅」の言葉がぴったりです。刀剣のレプリカも展示してあり、当時の刀剣が、細かな細工がほどこされ、大変美しいものだったことがよくわかりました。

展示物によっては、四方ガラス張りの中に安置されているので、ぐるりと全体をみることができ、豪華な飾り金物もまじかで見ることができます。

今回の展示は、11月27日(日)までで、次回は「第六十次式年造替記念展 御造替を支える人と宝物」と題し、 平成28年12月3日(土)~平成29年3月27日(月)(※12月14日と12月19日、20日臨時休館)の期間開催されます。

詳しくは春日大社HPをご覧ください!

kokuhouden201611
夕暮れの 春日大社 国宝殿

写真右側が、国宝殿入口、中央が鼉太鼓(だだいこ)ホールです。左側にはカフェとミュージアムグッズショップが併設されています。写真には見えませんが、建物左側には、奈良交通のバス停「春日大社本殿」がありますので、公共交通も便利です。